北野白梅町エリアの住みやすさ
こんにちは。京都の魅力を伝えるライター・まる きょうこです。
このコラムは、京都市内で土地探しをしている方へ向けて連載しています。京都の各エリアについて、私が歩いて見つけた町の魅力や歴史、楽しみ方を詳しくお届けいたします。
今回ご紹介するのは、学問の神様として有名な“天神さん(北野天満宮)”のお膝元にある、北野白梅町エリアです。
北野白梅町エリアについて

北野白梅町は、京都市北区で今出川通と西大路通が交差する「北野白梅町交差点」を中心としたエリアです。
北野白梅町交差点のすぐそばには、嵐電北野線の始発駅「北野白梅町駅」もあります。

龍安寺や仁和寺など、右京区の名刹にアクセスできるほか、映画村のある太秦や、自然豊かな嵐山へのお出かけにも便利な路線です。
また、今出川通と西大路通はいずれも市バスの停留所が多く、市内の各方面へ移動できます。
お買い物には、北野白梅町駅のすぐそばにある「イズミヤショッピングセンター 白梅町」が便利。

地域に根付いた大型総合スーパーとして親しまれており、2025年12月には館内にニトリもオープンしました。日常のお買い物のほか、家具やインテリア用品を探す際にも利用できますね。
古代は平安京の聖地だった
北野白梅町の「北野」は、平安京の北方に広がる野原であったことを表す地名です。古代の人々は土地の方角を重要視し、なかでも北は神聖な方角とされていたのだとか。
北野白梅町エリアにある「大将軍八神社」は、方位を司る星神「大将軍」を祀っています。

平安京遷都の際、国家を守護するために創建された神社で、建築や移動において、方除けや厄除けのご利益があるそうですよ。北野白梅町エリアで新生活を始める際には、忘れずお参りしたいですね。
また、北野天満宮の土地には、菅原道真公がご祭神となる以前から「地主神社」が存在していました。地主神社では、天地の神々が集まる場所として、さまざまな神事が執り行われてきたのだそうです。
北野天満宮の本殿へと続く参道は「筋違い」と呼ばれ、折れ曲がった珍しい形をしています。

これは、先に祀られていた地主神社に配慮してのことだそうで、いかにこの地が大切にされてきたのかがわかりますね。
近代の北野白梅町を知る2つのスポット
近代以降、北野白梅町は住宅地として発展してきました。このエリアの開発に深く関わったのが、北野白梅町駅の南側にある「衣笠会館」です。

衣笠会館は実業家・藤村岩次郎氏の旧自邸です。藤村氏は大正時代、この地に「衣笠園」と呼ばれる住宅地を開発しました。
小説『暗夜行路』で知られる、作家の志賀直哉が居住していたり、多くの画家が周辺に集まり、「絵描き村」が形成されたりもしていたのだそうです。
衣笠会館は、建物内を見学することもできます。国の登録有形文化財にも指定されており、レトロ建築として素敵な家づくりの参考になりそうですね。
もう一つ、近代の北野白梅町エリアの姿を残しているのが、「京都佛立ミュージアム」です。

京都佛立ミュージアムは、仏教の歴史を学べる博物館で、「嵐電北野駅」の跡地に建っています。
嵐電北野線は元々、現在の「北野白梅町駅」からもう一つ東側の「北野駅」が始発でした。北野駅は、市電の開通とともに廃止になったのだそうです。市電も1970年代には廃止され、町の姿は移り変わっていきました。
京都佛立ミュージアム内では、市電や嵐電北野駅が存在した昭和30年代の町をジオラマで再現しています。館内は無料なので、周辺をお散歩がてら、気軽に立ち寄ってみてください。
今出川通と西大路通に見る北野白梅町の現在
ここからは、現在の北野白梅町エリアを見てみましょう。北野白梅町交差点から東西に走る今出川通と、南北に走る西大路通を中心にご紹介します。
北野天満宮の門前町として栄えた今出川通周辺
北野天満宮が建つ今出川通には、門前で栄えた店が今も残っています。
代表的なのが、明治30年創業の豆腐屋「とようけ屋山本」の直営店「とようけ茶屋」。

湯豆腐など京都らしい豆腐料理を味わえる店として、北野天満宮の参拝客に人気です。北野白梅町エリアで暮らせば、店内での食事だけでなく、作りたてのお豆腐を購入してご自宅で楽しむこともできますよ。
「とようけ茶屋」とともに、北野天満宮の門前で愛され続ける甘味処が「粟餅所 澤屋」。

こちらはなんと創業300年以上の老舗で、粟餅の製法を13代に渡り継承しているのだそう。粟餅は店内でいただくほか、テイクアウトも可能です。つきたてのふんわりとした粟の食感と風味を、ぜひ味わってください。
今出川通から一歩路地へ入れば、歴史ある花街の上七軒や、織物の産地として知られる西陣など、京都ならではの風情ある町並みも広がっています。

観光スポットと大学を有する西大路通周辺
一方、北野白梅町の南北を走る西大路通には、桜の名所として知られる平野神社が鎮座するほか、金閣寺や龍安寺などの観光スポットも近隣に存在しています。

同時に、立命館大学の衣笠キャンパスも近いため、学生の多いエリアでもあります。西大路通には気軽に立ち寄れるチェーン店やファストファッションの店が建ち並び、ご家族での外食やお買い物にも便利です。
西大路通に面して建つ「ハーバーカフェ 北野店」は、昭和レトロな雰囲気のある、北野白梅町エリアの名物カフェ。

8時から23時まで営業し、モーニングを楽しむ人や、深夜に勉強を兼ねて訪れる学生の姿が見られるなど、地域の人々に親しまれています。
駐車場完備で店内は広々としており、ご家族のランチなどでも気軽に利用しやすいカフェです。
大将軍商店街「妖怪ストリート」を散策

北野白梅町エリアには、大型スーパーだけでなく、昔ながらの商店街もあります。ここでは、大将軍八神社の門前を東西に横たわる「大将軍商店街」をご紹介しましょう。
大将軍商店街に伝わる百鬼夜行伝説
大将軍商店街のある一条通には、深夜に妖怪の群れが行進したという「百鬼夜行」の伝説が残されており、大将軍商店街は「妖怪ストリート」とも呼ばれています。

商店街のところどころに妖怪の人形が置かれているので、お子さまと妖怪を見つけながら歩くのも楽しそうですね。
全国のアーティストによる妖怪アートフリマ「モノノケ市」や、仮装行列「一条百鬼夜行」など、妖怪をテーマとしたイベントも行われているそうです。
大将軍商店街は手作り食材の宝庫
大将軍商店街の魅力は、手作りの食材を売る店が多いこと。ご家庭での食事が楽しくなりそうな、おすすめの店舗をいくつかご紹介しましょう。
まずは、七味専門店の「長文屋」。

創業当初からの製法による、京都らしい風味豊かな七味を、匙売りで販売してくれるお店です。辛さや山椒の量を調節できるセミオーダー式なので、好みの味を見つけられますよ。
麺類好きの人におすすめなのが、「ミナト製麺所」です。

うどんや中華そば、焼きそばなどの麺を製造しており、一般の人も店頭で購入できます。
作りたての麺を日常的に手に入れられるなんて嬉しいですよね。保存料・着色料ともに無添加なので、安心して麺料理を楽しめるのもポイントです。
旬の漬物を手に入れるなら、「京つけもの きたの」に立ち寄ってみましょう。

洛北の菜園で育てた野菜を使用した漬物で、地元では「ここのお漬物がいちばん!」という人も。地元食材で作られた漬物を並べれば、より豊かな食卓になりそうですね。
おやつに利用したいのが「中村製餡所」。明治時代から伝統の製法であんこを作り続け、業務用に卸すだけでなく、一般の人へ向けて店頭であんこを販売してくれています。

もなかとセットになった『あんこ屋さんのもなかセット』がとくに人気だそうですよ。
北野白梅町に住んだら立ち寄りたい花の名所
北野白梅町エリアには、暮らしに彩りを添えてくれる花の名所が多く存在します。代表的なスポットをご紹介しますので、開花時期にはぜひ訪れてみてください。
北野天満宮のご祭神・菅原道真公が愛した梅の花
まずは、北野天満宮の梅苑「花の庭」。

ご祭神の菅原道真公が梅をこよなく愛していたことから、苑内には50種の梅が約1,500本植えられており、毎年2月上旬から3月上旬まで公開されます。期間中は茶屋も開かれ、お茶菓子をいただきながらゆっくりと梅を鑑賞できますよ。
また、大宰府へ向かう道真公を追いかけたと伝わる、本殿前の「飛梅」も必見です。
道真公の自邸にあった梅を、北野天満宮が受け継ぎ、境内で大切に育て続けているのだそうです。
平野神社は平安時代から続くの桜の名所
次にご紹介するのが、桜の名所として人気の「平野神社」。

平安時代、公家が一族の繁栄を願って境内に桜を奉納したことが始まりで、平野神社発祥の品種も多いのだそうです。
早咲きから遅咲きまで、約60種類・400本ほどの桜を楽しむことができ、地域の人々や観光客などたくさんの人が訪れます。
また、毎年4月10日に行われる桜花祭では、時代行列の華やかな姿も楽しめます。
豊臣秀吉ゆかりの椿が咲く地蔵院
大将軍商店街にある地蔵院は椿の名所で、通称「椿寺」として親しまれています。

豊臣秀吉が献木したと伝わる「五色八重散椿」が見どころで、1本の木に白や赤、ピンクなど色とりどりの椿が咲きます。
花ごと落ちる一般の椿とは異なり、五色八重散椿は花びらがひとひらごとに散るため、散りぎわが美しいことでも知られています。現在の五色八重散椿は2代目で、樹齢130年以上とのこと。3月下旬から4月中旬が見頃とのことです。
古都の風景に日常が溶け込む北野白梅町エリアで心潤う暮らしを
今回は、北野白梅町エリアの魅力やおすすめスポットをご紹介しました。
古代から聖地として大切に扱われ、北野天満宮の門前で発展してきた北野白梅町。
京都屈指の観光スポットと、学生街や住宅地としての側面を併せ持つこのエリアでは、古都の風情と日常の利便性がバランスよく調和し、心豊かな暮らしを実現できることでしょう。
本記事でご紹介したスポットを参考に、ぜひ北野白梅町エリアを歩いて、この地域の魅力を確かめてみてください。
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