サンエーの人 vol.1|「なんでなん?」が、理想の家をつくる。

全国の手仕事の現場を撮影・取材している、フォトグラファー・ライター。
本シリーズ「サンエーの人」では、家づくりに携わる一人ひとりにスポットを当てます。
サンエーの家づくりをより身近に感じていただけるような、そんな温度のあるコラムをお届けします。
サンエーで働く人を知ってもらう「サンエーの人」シリーズ。
第1回にご登場いただくのは、代表取締役の三谷在謙さんです。
「したい暮らし」というコンセプトを掲げ、サンエーを率いる三谷さんに、家づくりへの想いと、その根っこにある考え方を伺いました。
不動産屋が、建築へ踏み出したわけ
「もともと僕、営業って絶対したくなかったんですよ」
そう言って笑う三谷さんは、もとは不動産会社の営業マンでした。
人見知りで口下手だと思っていた学生時代。「苦手なことを克服できたら、何でもできるんじゃないか」という挑戦心から、あえて営業という茨の道に飛び込んだそうです。

入社したのは、徹底したヒアリングを重視する不動産会社。そこで「お客様の背景を知ることの大切さ」を身をもって学びました。
やがて、一人ひとりのお客様と深く関わる中で、三谷さんの関心は「不動産」から「建築」へと移り始めます。
「住みたい家も、理想の暮らしも、人によって全然違いますよね。これまで経験してきた不動産の知識に、建築という発想を加えることで、僕から提案を受けてくださるお客様の人生が、さらに良くなるんじゃないかと思ったんです」
そんな折、縁あって現場監督の廣瀨さんや、プランコーディネーターの檜垣さんと出会い、三谷さんは自ら理想の家づくりを追求する道へと踏み出しました。
言葉の裏にある、「本音」を見つける
三谷さんと話していると、すぐに気づくことがあります。
それは「なんでなん?」と問いを重ねること。それは単なる情報収集ではなく、お施主様自身もまだ気づいていない「本音」を見つけていく作業です。
「『明るい家が欲しい』と言われたら、そこで終わらないんです。なんで明るい家がいいんですか、どんな時間を過ごしたいんですか、って。枝葉の要望だけ聞いていたら、本質的な提案はできませんから」

大切にしているのは、一見、家とは関係のないような会話です。趣味や家族の話、休日の過ごし方……。
「例えば『昔ギターをやっていました』という話が出たら、『今はどうしてるんですか?』って質問します。もし物置に眠っているならもったいないし、飾れる場所をつくりましょうかと提案する。もしかしたらお子さんがそれを見て、新しく音楽を始めるかもしれませんしね」

お施主様から「友達みたい」と言われることも多い三谷さん。
問いを重ねることで、お施主様自身が「そうか、自分はこれが好きだったんだ」と気づいていく。その瞬間こそが、家づくりの本当のスタートだと考えています。
その人だけの、正解を見つける
「家は人生の拠点」。これは三谷さんがよく口にする言葉のひとつです。
「10人いたら7人が合格点を出す家よりも、9人には必要なかったとしても、たった一人に深く刺さる家をつくりたい」
それが「したい暮らし」という、サンエーのコンセプトの根っこにある発想です。
決められた間取りにお施主様の人生を合わせるのではなく、その人の価値観に合わせた空間を一緒に考えていくのです。
その「正解」を導き出すために、三谷さんは打ち合わせでの何気ないやり取りを何より大切にしています。

とあるお施主様とのヒアリングで、こんな一幕がありました。
「旦那さんは『僕は特に趣味は無いからなあ……』とおっしゃったのですが、その横で奥さんが『うちの夫、寝るのが趣味なんですよ』と、いたずらっぽく教えてくれたんです。
その一言で、快適に眠れる空間をどうつくるかというテーマが生まれました。でも僕が面白いと思ったのは、それを笑いながら話してくれた奥さんの姿。
言葉の裏に、ご夫婦のあたたかい関係が見えたような気がして、空間づくりが一段と楽しくなりましたね」
週末に外へ出かけるのも楽しいけれど、家が最高に心地よい場所になれば、家で過ごす時間そのものが一番のご褒美になる。好きな空間なら、積極的に掃除をしたり、絵を飾ったりと、自然と大切にしたくなる。
そんな日々の積み重ねが、暮らしを豊かにしていくのだと三谷さんは信じています。
引き渡しの瞬間に宿る、喜びと覚悟
家が完成し、鍵を渡す「引き渡し」の瞬間。三谷さんはそこに、二つの感情を同時に抱くそうです。
「ひとつは、ついに作品が完成したという喜びです。でも同時に、ここからお施主様の本当の生活が始まるんだという、気が引き締まる思いもあります。
お客様の想いをきちんと叶えられたかどうかが分かるのは、実際に住んでいただいてから。だから引き渡しの瞬間は、ゴールではなく、スタートなんです」

サンエーが、家を引き渡した後も「何かあればすぐ行く」という距離感を大切にするのは、その責任の表れです。
家という「箱」を売るのではなく、その中で過ごす豊かな「時間」や「経験」をお届けしている。その覚悟があるからこそ、お施主様との血の通った関わりを何より重視しています。
「会社が大きくなれば、お施主様の声が届くまでに何人もチェックポイントができてしまいます。もちろんチームは成長させていきたいですが、大きくなりすぎてしまうことは、僕の理想ではありません。
お施主様が何かを伝えたい時、会社という組織に向かってではなく、向き合っているスタッフ一人ひとりに直接言葉をかけてくれるような、そんな血の通った関係をこれからも大切に守っていきたいんです」

家づくりでは、もちろんお金のことも大事ですが、それ以上に「どう生きたいか」を大切にしてほしい。
そこから、本当の意味での家づくりが始まるのではないかと、三谷さんは最後に話してくれました。
サンエーでは、気軽に参加できる「無料相談会」を開催中。
少しでも家づくりに興味のある方は、ぜひ一度、三谷さんに会ってみてはいかがでしょうか。
「なんでなん?」という三谷さんの問いの先に、あなただけの理想の生活が、きっと見つかるはずです。
