■原油価格が-40ドル!?

みなさま、こんにちは。

サンエーの三谷です。

コロナ禍の最中世の中ではいままで考えられなかったようなことが、次々と起きていますね。

その中で少し気になったことがありましたので、そのことについて書いてみようと思います。

昨日、原油価格が1バレルあたり-40ドルという値をつけました。

誰でもご存じの通り、原油は経済活動、産業、生産活動を行うにあたり絶対に欠かせないものですよね。

それが-40ドルの値をつけるとは‥

マイナスの価格が意味することは、

原油1バレルを買ってもらうのに

売り手はその買い手側に1バレルの原油を渡し、さらに40ドル支払って引き取ってもらう

買い手は1バレルの原油を引き取るにつき、40ドルもらえる

ということになります。

原油どうこう、と書くと分かりにくい感じがしますが、

スーパーでリンゴを買うと、スーパーからリンゴ一つと100円がもらえる

スーパー側はお客さんにリンゴを買ってもらうのに100円支払う

というような感じですね。

通常の取引では考えられないような事ですよね。

どうしてこうなったのか、というと

やはりコロナの影響で目下足元の経済活動が停滞していて、需要が急減している

シェールオイル企業の倒産

などいろいろなことがあるのだと思います。

理由はもちろん気になりますし、それがもし他の商品などにも派生すると、と思うと気になったので調べてはみました。

いろいろな記事などを読むとそれなりに納得のいく説明をしているので、理解はできます。

ただ、気になるのは

「誰も原油価格がマイナスになるとは思っていなかった」

という点です。

コロナの影響ではないですが、現在の金利情勢もそうですね。

日銀がマイナス金利政策を行っていますが、それまでの常識では金利がマイナスなんてありえない、とだれもが考えていたと思います。

このようなことを見て思うのは

今当たり前のことが当たり前じゃなくなる

そして、当たり前じゃないことが当たり前になる

という現象は、いつでもそして急激に起こりえるんだ、という風に感じました。

原油の話や、金利の話、これらは近いようで遠い話に感じますが、僕たちの実生活に非常に大きな影響を与えるものです。

でも、この先もっと身近な事で、同じように当たり前がひっくり返されるような動きが出るかもしれません。

それが何か、というと全く分かりませんし、僕には見当もつかないです。

でも、今起こっていることを糧、教訓にして、日々学ばなければいけないな、という風に強く感じました。

僕は、不動産という商品を扱っている以上、お客様にとっては立派な資産ですし、売るのも買うのもその方の人生においては一大イベントです。

それをサポートさせていただく身として、その時に適切なアドバイスやご提案ができるように、より広い視野もって日々勉強し、成長していこうと思います。